Neusoftは「重慶小康工業集団」と戦略的パートナーシップを締結、自動車のスマート化を加速させる

【2019年8月26日、中国重慶】東軟集団股份有限公司（600718.SH、以下「Neusoft」と略称する）はこのほど、重慶小康工業集団股份有限公司（601127.SH、以下「SOKON」と略称する）と戦略的パートナーシップアグリーメントを締結し、双方は「車のインテリジェント化、車のコネクテッド化、車の電動化」などの面で戦略的な提携を行い、互いに協力して、スマートコックピットシステム、V2X、スマートモビリティ製品、自動車マーケティングプラットフォーム、車両情報セキュリティなどを含む未来型製品とプラットフォームに関する企画・開発を行い、よりインテリジェントで安全かつグリーンな自動車製品への市場のニーズにさらに応えていくよう提携していくことになりました。

アグリーメントによりますと、双方の提携は具体的に次の幾つかの面で展開する予定です。車載製品面においては、SOKONの新車種計画と量産化車種のモデルチェンジというニーズに応じ、新しい車載製品に関するトップレベルデザインと技術企画面での深化した提携を共同で推進していきます。IoVの面においては、すでに成し遂げたインテリジェントコネクテッドプラットフォーム及びネットワークセキュリティ防御施策における協力を基に、SOKONの実際のニーズに応じて、マーケティングプラットフォーム、カーシェアリング、レンタカー、IoVビッグデータなどを含め、徐々にアプリケーション型機能モジュールを拡大、充実していきます。新エネルギーの面では、新エネルギー自動車用電池（PACK）、バッテリー管理システム（BMS）、バッテリー用ビッグデータ、インテリジェントチャージングシステム（ICS）など新エネルギー分野での提携を共同で推進していきます。自動運転の面では、L０-L5の自動運転とベーシックソフトウェアプラットフォームNeuSARの関連技術、製品及びその量産化についての提携を突っ込んて検討し、自動車の未来発展の需要にさらに対応していきます。

それ以外にも、双方はスマートマニュファクチャリング、科学研究と技術の革新、IT人材教育・育成などの分野で提携する予定で、それぞれの優位性を発揮し、企業のリーン生産方式を推進し、自動車科学技術の発展を促進し、将来の自動車関連の人材を育成・蓄積し、業界エコシステムの構築などのために基礎を固めていきます。

これまでに、NeusoftはすでにSOKON傘下企業の「金康賽力斯（SERES）」「東風小康（DFM）」との間で車載インフォテインメントシステム、フル液晶メーター、T-Box、IoVプラットフォームなどの分野での提携を行っており、今回の戦略的パートナシップの締結によって、双方の提携関係がさらに深化し強固なものになります。今後は双方ともにそれぞれの優位性を存分に発揮し、力を合わせて技術交流を強化し、車のインテリジェント化、コネクテッド化、電動化の発展を推進し、自動車及び自動車インテリジェント化ソフトウェア・ハードウェア製品及び産業のグレードアップを図っていきます。

Neusoftは自動車分野で30年近く世界の有名自動車メーカーにサービスしてきた経験を持ち、これまでに発展させてきた事業内容は自動車産業の今後の発展方向であるインテリジェント化、コネクテッド化、電動化、シェアリング化の四つの分野を網羅しています。近年来、Neusoftは「ソフトウェアが車を定義する」という背景の下、自らのソフトウェア分野での先天的な優位性を絶えず発揮し、積極的に自動車産業チェーンの上下位企業と連携し、ニューテクノロジー、ニュープロダクツで自動車産業の発展を絶えず推進してきました。

SOKONは1986年に創設された民営製造業企業で、1本のスプリングからスタートし、1個の緩衝装置、1台のオートバイ、1台の自動車へと発展してきました。グループとしてはスマート（電動）カーのグローバル戦略への布石を打っており、グローバル化スマート（電動）カーの特色を有する、「従来の自動車製造型企業からハイテクによるスマート（電動）カー製造企業にシフトする」という目標に向けて全力で邁進しています。現在、15,000人の従業員を有し、中国企業「トップ500」に入っています。

SOKONの最高執行責任者である馬剣昌氏は、「SOKONがこれまで常に『自動車エネルギーの変革を推進し、スマートなモビリティライフを創造して楽しむ』という使命を実践し、この数年は市場発展のニーズに応じて、モデルチェンジとグレードアップを図り、スマート自動車産業という大きな流れに身を投じてきました。今回、Neusoftとこれまでの提携をベースに深化した戦略的提携を結び、双方は資源の統合と共有、技術的優位性による相互補完を通じて自動車企業とハイテクインターネット企業のそれぞれの優位性を存分に発揮し、車をより賢く、モビリティにもっと多くの可能性をもたらし、ユーザーに最先端のスマートモビリティ新体験をお届けしていきます。」と述べました。

Neusoftの副総裁兼Neusoftカーエレクトロニクスソリューション事業本部総経理の孟令軍氏は、「消費者の車に対する定義は変化しています。車はもはや単なる交通手段ではなく、ライフスタイルやライフスタンスであり、自動車産業が直面している強い変革が早いスピードで続いており、インテリジェントコネクテッドなどのニューテクノロジーはこの変革の中で重要な役割を果たそうとしています。今回、NeusoftはSOKONと提携を深め、消費者のニーズという視点から、Neusoftのインテリジェントコネクテッドなどの分野でのソフトウェア・ハードウェア能力を発揮し、スマートプロダクツ、シナリオ機能をもとに、モバイルインターネットやAIなどニューテクノロジと深く融合し、ユーザーによりスマートで、より便利で、より人にやさしい製品を作っていくことになるでしょう。」と語りました。