NeusoftとIDC、ビジネス・ベースプラットフォーム白書を共同で発表

【2015年6月30日、中国・北京】このほど、『同じプラットフォームで、共に成長していく』をテーマにしたNeusoftのUniEAP & SaCa全国展示キャラバンのスタート式典が中国北京にて開催されました。式典の中で、NeusoftとIDCは『ビジネス・ベースプラットフォームの力で企業のデジタル化転換をサポート』という白書を共同で発表し、グローバル経済がデジタル経済に転換している大きな時代背景の中で、企業は従来のIT構築の考え方を転換しなければならず、ビジネス・ベースプラットフォームをベースに技術路線を統一し、速やかな開発を実現し、ITへの独自の制御力を向上させ、ビジネスイノベーションとインターネット化への転換を促進する必要があると指摘しました。

IDCは中国のマクロ経済はニューノーマルという発展段階に突入し、インターネットは従来の業界にある既存の経営形態に大きなインパクトを与えているため、従来の業界ユーザーは次々にビジネス変革を求め、インターネット化への転換は多くの業界ユーザーの共通する注目焦点となっていると考えています。インターネットが企業のビジネス形態に大きな変化をもたらしており、それによって企業のITとしては新しい価値の付与能力が必要となり、速やかに市場変化に対応し、企業のビジネスイノベーションをサポートすることで、ビジネスのフロントエンドからバックヤードまでの全面的な変革と発展をバックアップします。今後はあらゆる企業がすべて技術駆動型の会社となり、ITはもう企業の日常の経営活動における脇役ではなく、多くの場合主導的な役割を果たすようになり、ITがますます大きくプロダクツとサービスの中に溶け込んでいき、企業の管理と運営を支えるものというだけではなくなるため、企業独自のIT構築能力も次第に強化されていくことになるでしょう。

IDC中国業界研究副総裁の武連峰氏はリリース会場で詳細な説明を行い、こう述べています。「インターネットプラスは中国国内において新しいインターネット化への転換ブームを巻き起こし、プラットフォーム化したIT構築モデルが企業の市場ニーズへの迅速対応、インターネット化への転換を実現するための必然的な選択となるでしょう。その他にも、従来の縦型ダクト式のIT構築モデルも企業内部に多くの情報孤島を生み出しており、後続するインテグレートや統合、オペレーションモニタリングなどの面で多くの問題を生じさせており、企業のIT構築には効果的なコントロールが欠けています。これらの内外的な要因の変化は企業にIT構築に関する考え方を改めさせ、統一した技術プラットフォームでビジネスシステムを一貫させることで、技術路線と開発ルールの統一化を図ります。しかし、発展規模とIT構築段階が異なる企業では、そのビジネス・ベースプラットフォームの構築ニーズも異なります。そのため、企業がビジネス・プラットフォームを選択する際、プラットフォームの開放性とカスタマイズ性、その将来にわたり長期的に発展する技術とビジネスニーズへのバックアップ力、プラットフォームメーカーの業務への理解、及び完備されたプラットフォームの実施方法論と最良な実践を重点的に考慮する必要があります。」

白書では、「今後のさらに複雑で多様化したIT構築に向けて、ビジネス・ベースプラットフォームには6つのコア能力を備えておくことが必要です。それは即ちソフトウェアのフルライフサイクルにおけるバックアップ力、プラットフォームのオープンなカスタマイズ力、先端技術発展動向への適応力、ソフトウェアビジネス資産の蓄積力、DevOpsバックアップ力及びメーカーとしてのプロフェッショナルなサービス能力です。このような能力を備えることではじめて業界ユーザーがより便利かつ迅速にビジネスシステムの構築ができるようサポートでき、余裕をもって市場の変革に対応できるのです。」と指摘しています。

Neusoft上級副総裁兼CTO、CKOの張霞博士は次のように述べました。「Neusoftはソフトウェアテクノロジーをコアにした企業であり、知的資産の研究開発とその蓄積を常に重視し、特にコモンテクノロジープラットフォームの研究開発を先行させることで、ビジネスイノベーションを促進しています。NeusoftのUniEAPとSaCaプラットフォームプロダクツは常に会社のコア競争力の重要な構成部分であり、これらの成果によって事業の持続的かつ健全な成長を支えており、会社の数多くの転換の過程において極めて重要な役割を果たしてきました。現在の「インターネットプラス」という時代の中で、ICT技術は企業にとって効率アップというだけでなく、ビジネスの進め方そのものを変えることによって、ユーザーとのダイレクトなコミュニケーションや協働、及びサプライヤーとの緊密な協力がすでに可能となっており、企業の従来型ビジネスモデルは絶えず覆されるようになってきました。こうした時代にある企業は自らの企業戦略や組織アーキテクチャ、人材構成、運営モデルを絶えず見直す必要があり、従来型の企業管理においてベストといわれる実践には参考になるものがますます少なくなっており、企業応用の調整を絶えず加速することで、アジャイルビジネスを支えていかなければならないようになりました。ますます多くのお客さまが私たちの提供するTurn-Key Solutionsを必要とされているだけでなく、企業のビジネスの絶えることのない変革とモデルチェンジを支えることのできるプラットフォームプロダクツの提供をも私たちに求められていることに私たちは気がついたのです。」

紹介によると、Neusoftは1997年にビジネス・ベースプラットフォームUniEAP(Unified Enterprise Application Platform)の研究開発に着手して以来、Neusoftのアプリケーションソフトウェアソリューションのコンポーネント化、アセットメント化開発モデル、ソフトウェアプロダクツラインの開発モデルの転換をサポートし、今ではクラウドアプリケーションプラットフォームSaCa(Secure Social Active Connected Cloud with Awareness)と共にDevOpsソフトウェア開発と引渡しモデルの転換をサポートしています。SaCaはNeusoftが自らのB2B2Cビジネスの転換を図るために2007年に研究開発を正式に発足したもので、モバイルインターネット、ソーシャルネットワーク、クラウドコンピューティング、ビッグデータ及びコンテキストアウェアネス技術を融合し、UniEAPと共に「インターネットプラス」時代におけるアプリケーションの共有技術のニーズに応え、企業ユーザーに次世代の「インターネットプラス」アプリケーションを構築し、スムーズに転換を実現できるようにサポートしています。今では、UniEAPとSaCaは官公庁、医療、製造、電気通信、エネルギー、教育、金融、交通など10数もの業界分野のアプリケーションにおいて2500余りの顧客を持ち、数万人の開発者が10億近いユーザーにサービスを行っているということです。 

NeusoftのUniEAP & SaCaのキャラバンは中国北京、上海、大連、広州、青島、武漢、西安、成都などの都市で順に開催され、「インターネットプラス」時代における企業情報化構築の動向と実際のニーズに合わせ、研究調査機関、業界専門家、顧客、提携パートナーなどと共に、ソフトウェアプラットフォームをベースとする企業のインターネット化のイノベーションとモデルチェンジへの道について議論を重ねていくということです。

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