Neusoft、自動車技術会社を投資・設立

【2015年7月29日、中国・瀋陽】東軟集団股份有限公司(600718.SH、以下、「Neusoft」と略称)は本日、Neusoftとアルパイン電子(中国)有限公司(以下、「アルパイン電子」と略称)、及び瀋陽福瑞馳企業管理中心(以下「福瑞馳」と略称)が共同で『共同出資アグリーメント』に調印し、共同出資によってNeusoft睿馳自動車技術(上海)有限公司(以下、「Neusoft睿馳」と略称)を設立するという公告を対外的に発表しました。これはNeusoftがカーエレクトロニクス分野で積極的に事業内容を拡張し、カーエレクトロニクスビジネスをスマート化、ネットワーク化、新エネルギー化へと配置を推し進めていることを意味しており、Neusoftがカーエレクトロニクス分野における20年余りの発展の歴史の中で、また一つ積み上げた重要なマイルストーンとなります。

公告によると、Neusoft睿馳の登記資本は38,462万元であり、そのうち、Neusoftが15,770万元を出資し、合弁会社登記資本全体の41%を占め、合弁会社のホールディングカンパニーとなります。アルパイン電子は15,000万元を出資し、合弁会社登記資本全体の39%を占め、福瑞馳は従業員持ち株の主体として7,692万元を出資、合弁会社登記資本全体の20%を占めています。

モバイルインターネット、人工知能や新エネルギー技術の自動車産業での急速な発展に伴い、従来の自動車産業において新たなイノベーションと変革を引き起こし、将来の自動車はよりスマート化、インターネット化、新エネルギー化の方向へと邁進し、ソフトウェアや関連キーテクノロジーが自動車産業の変革における重要な原動力となります。関係者の話によると、Neusoft睿馳はNeusoftのカーエレクトロニクス分野で20年余りにわたる革新研究開発の実践をベースに、自動車産業変革を推進するキーテクノロジーをめぐり、Neusoftのカーエレクトロニクス業務の配置をより深化させていくということです。新会社は新エネルギー自動車バッテリーパックの管理やスマートチャージングテクノロジー、画像認識やセンサーとの融合をコアテクノロジーとする先進運転支援システム(ADAS)や自動運転に関するキーテクノロジー、及びオープンなクラウドプラットフォームをベースとするTelematics IoV(車のインターネット)などの分野で革新と研究開発を行っていきます。

公開された資料によると、Neusoftはカーエレクトロニクス分野において20数年にわたり世界トップクラスのユーザーにサービスを提供してきた経験を持ち、そのグローバル研究開発ネットワークを中国の他にドイツ、日本、ルーマニア及びアメリカに有し、3000名のカーエレクトロニクスエンジニアを擁しているということです。新技術と中国市場に向けては、Neusoftの中国国内のソリューション市場でリードする市場ポジションと競争面での優位性を生かし、Neusoftのカーエレクトロニクス分野における知的財産とビジネスモデルのイノベーションを原動力に、ソフトウェアサプライヤーからトータルソリューションサプライヤーへの転換を実現しており、すでに車載インフォテインメント、T-Box、テレマティクスIoV、携帯と車載機との相互接続、車載情報セキュリティなどさまざまなプロダクツラインを形成しています。

公告によると、アルパインはNeusoft睿馳への出資者側の一方となっています。世界の高品質なカーマルチメディア製造分野のリーディングメーカーとして、アルパインはNeusoftとすでに20年余りにわたる提携関係を保っており、双方はカーエレクトロニクスプロダクツの設計と研究開発及びサービス分野において、安定的かつ「ウィン‐ウィン」の戦略的パートナーシップを築いてきました。新会社の設立は、双方がこれまでの良好な提携関係をベースにより一層緊密に協力し、双方のカーエレクトロニクス分野での優れたDNAとブランド影響力を存分に融合し、双方がカーエレクトロ二クス分野で蓄積してきた技術とノウハウを生かし、さらに柔軟な形で新商品の研究開発と革新を実現し、消費者により優れた商品と体験をもたらしていくことでしょう。Neusoftの王勇峰総裁は次のように述べました。「Neusoft睿馳の設立は近年来Neusoftが推進しているビジネスのイノベーションとモデルチェンジという発展戦略の下、カーエレクトロニクスビジネス分野での重要な戦略的布石であり、Neusoftのカーエレクトロニクスビジネス分野でのマイルストーンのような意味を持つ飛躍です。新会社の設立は、自動車産業の最先端に向けてより効果的にソフトウェアテクノロジーと自動車工業との深い融合を実現し、自動車産業技術のイノベーションと変革を後押しするためプラスの影響をもたらすことでしょう。」

アルパイン株式会社技術開発副統括の遠藤取締役は次のように述べました。「中国は世界No.1の新車市場です。自動車市場では他の市場と同様に急激な変化が起こっており、私たちはこのような変化に対応していかなければなりません。そして、世界No.1市場でのビジネス拡大を目的とする合弁会社をNeusoftと共に設立できましたことを非常に嬉しく思っています。アルパインとNeusoftとの提携はすでに20年を超え、良好な提携関係を作り上げてきましたが、今回は両社が中国で新しく起業をすることになります。今後はアルパインとNeusoft双方の優位性を存分に発揮し、イノベーションを通じてお客さまのカーライフを豊かにしていくことでしょう。」

Neusoft睿馳汽車技術有限公司の簡国棟社長は次のように述べました。「Neusoft睿馳の設立はカーエレクトロニクスハードウェア・ソフトウェア分野における優れた2社の提携によるものですが、2社の技術的蓄積を継承していくだけでなく、イノベーションと起業のプロセスでもあります。新会社は新しいミッションとビジョンをもって、カーテクノロジー分野での変革を促進するという重責を担い、オープンな姿勢で新しい提携パートナーとのエコシステムを築き、専門的な能力と資源で、自動車のスマート化、インターネット化や新エネルギー化を加速させていきます。クルマが人々の最も大切な友となるよう、ソフトウェアがクルマの重要な駆動力となるようにします。」

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