過去6年の集大成 3大業務戦略構造を確立

「形随心動」――Neusoft、国際化の新ベクトルを打ち出す

3月22日、中国をリードするソフトウェアとソリューションのプロバイダーNeusoftが、「形随心動――国際化への新ベクトル」と題したプレス記者会見を開きました。会見の席上、Neusoftは2005年企業戦略と今後5~10年の事業発展戦略構想を発表すると共に、国際感覚を備えた新たなロゴマークも披露しました。Neusoftは、過去6年間の業務、戦略、構造の集大成として、2005年の業務戦略と国際化戦略を発表し、Neusoftの国際化へ向けた新たなベクトルを改めて明確に打ち出しました。

記者会見にはNeusoftの代表取締役会長兼CEOである劉積仁博士を始め、3大業務ラインの責任者――東軟軟件股份有限公司(Neusoftソフトウェア株式会社)で専務取締役兼業務部長を務める盧朝霞教授、東軟数字医療系統股份有限公司(Neusoftデジタル医療システム株式会社)の鄭全録社長、東北大学Neusoft情報技術学院の温涛院長が出席し、2005年の業務戦略と国際化戦略を発表すると共に、記者の質問に答えました。

劉積仁博士は、Neusoftの2005年業務戦略と国際化戦略を発表した際、「中国のソフトウェア産業は困難の時期こそあったものの、全体としては右肩上がりの成長を続けてきました。中国のソフトウェア企業は市場とのインタラクションを通じ、今後更に成熟していくことでしょう。ソフトウェア産業は今後の5~10年、社会的インフラの充実化と改善と共に更なる飛躍を遂げ、そのサービス業務は企業に益々高い価値をもたらすと思われます。また、ソフトウェアは製造業において益々その存在感を強め、特に組込みソフトウェアの成長が、中国に巨大な発展のチャンスをもたらすことでしょう。そのほか、ソフトウェアのアウトソーシング·BPO業務も、今後は中国で大規模に展開されると見られます。従って、Neusoftは今後もソフトウェアとサービスを基幹業務とし、業界別ソリューション、組込みソフトウェア、ソフトウェアアウトソーシング、およびBPO業務など重点的分野への資源投入を拡大し、ソフトウェアとサービス、デジタル医療、IT教育とトレーニングの産業構造を強化し、応用の知恵でソフトウェア技術の価値を実現すると共に、国際化への進展をペースアップして、Neusoftと国際市場のニーズを相互に作用させ、ビジネスの発展に向けた独自の在り方を打ち立てて参ります」との所信を表明しました。

会見では記者各位に対し、2005年、Neusoftの「経営のクオリティを引き続き向上させ、業務構造を最適化し、各業務の国際化への進展を速め、経営目標を完全達成する」ことを経営方針とした、2005年末の時点におけるグループ全体の取引契約金額およそ40億元の達成、うち国際業務の全体に占める割合を現行の10%から12%に引き上げる、という計画が明示されました。

Neusoftの3大業務は、一連の的確な行動で2005年戦略の実現を確保して参ります。第一に、中国国内でのソリューション業務において、Neusoftはプロセスの改善、ツールと環境の構築、クリーンな発展観を提唱することで、ソリューションの収益水準を向上させます。第二に、ソフトウェアアウトソーシング業務では、日本市場でのシェア拡大を引き続き目指すと共に、アメリカ市場の開拓にも努めて参ります。第三に、医療業務においては、引き続き新製品開発への投資を行い、国際市場シェアを拡大し、サービス業務収入の増加を目指します。第四に、教育とトレーニング業務では、人材の発展と産業の生長を密接に結合させ、更に質の高い実用的な人材を社会に輩出して参ります。第五に、基礎研究、人材育成、管理制度といった方面にも、更なる資源を投入していく所存です。

「形随心動」――理念に沿った行動――を主題とするNeusoftの2005年戦略は、地道さと着実さを基本色に、内部体系の確立を強調するものであり、Neusoftの一貫したスタイルを表現しています。正にこのような実力向上への飽くなき追求と産業環境への理性的な判断を基礎として、1998年以来、Neusoftの戦略調整は今日に至るまで、卓越した成果を上げて参りました。Neusoftは今や、ソフトウェア技術を根幹とし、ソフトウェアとサービス、デジタル医療、IT教育とトレーニング分野に広がる合理的な戦略構造を確立しています。これは、Neusoftが国際化を目指す上での、確かな基礎ともなるものです。

産業環境について、中国のここ数年来における情報化への推進は、ソフトウェア業界に年平均20%ペースの成長をもたらしています。しかし、世界ソフトウェア市場に占める中国市場のシェアはわずか2~3%前後であり、日本やアメリカの市場がほぼ半数を占めています。つまり、中国のソフトウェア企業にとって、更に広大な市場でチャンスを探ることは、もはや必須の選択であり、必然の傾向でもあると言えます。統計によれば、中国ソフトウェアの国際業務の年複合成長率は、ここ数年来50%もの高度成長を保っており、ITサービス業のハイライトとなっています。CCIDコンサルティング(賽迪顧問)社の最新データでは、2004年のNeusoftアウトソーシング業務収入は3,300万ドルに達し、中国のソフトウェア企業で第1位に輝きました。また、デジタル医療分野では、Philips社との合弁会社設立が順調裡に実現し、Neusoftの製品がヨーロッパを始めとする海外市場へと輸出されました。Neusoftは、これまでの「ソフトウェア=製造業」という枠組みを一歩打破し、「ソフトウェア=技術特許」として価値を生み出すという新たな国際化の成功への道を歩み出したのです。

劉積仁博士は記者のインタビューに応え、Neusoftは2004年、経営のクオリティ向上を根幹に置いた戦略が飛躍的成果を上げ、CMMインテグレーション(ソフトウェアプロセス評価)の認証を通じ、人間、プロセス、技術の3方面から、「QCD(品質、コスト、デリバリー)」体系の改善が実現された、と回答しました。

劉積仁博士は更に、「国際化の背景にあるのは業界の成熟と企業能力の伸展」との見解を示した上で、「国際化とは、同一の基準や環境の中で、全世界の競合相手と競争を展開しながらも、持続的な競争力を維持し得ることを意味します。これからの10年は、中国のソフトウェア企業が国際化を遂げる重要な10年となるでしょう」とし、「国際化はNeusoftにとって最も重要な戦略です。Neusoftは常に、実直さとこだわりを追求しています。Neusoftは今後、5~10年の時間をかけ、中国国内におけるソフトウェアとサービス業務、医療業務、国際業務の占める割合を、現行比率の70%:20%:10%から、40%:35%:25%に調整し、業務構造の更なる持続性、安定性および安全性を実現して参ります」との見解を示しています。

Neusoftの新しいロゴとブランドのコノテーションは、Neusoft国際化戦略の深まりに伴って生まれました。新ブランドのコノテーション「技術を超越した応用の知恵(Beyond Technology)」は、「ソフトウェアがカスタマーバリューを創造する」という理念に通じるものであり、Neusoftの3大業務をより理想的にカバーし得るものとなっています。「Neusoft」というブランド名称こそ変わっていませんが、ロゴの新しいデザインは、更なる国際感覚と親しみ易さを備えています。Neusoftはこの新しいロゴマークを、世界40数ヶ国の主要国家に登録する予定です。

業界アナリストは、「劉積仁氏の戦略計画は少なくとも、Neusoftの現状に対する3つの認識――安定した中国市場の基礎、日増しにスケール化する国際業務、ならび益々成熟して行く国際化能力――に基づくものである」との分析を提示しています。

<お問い合わせ先>

 

NeusoftグループBCC広報企画部 湯毅(Tang YI)
電話:024-83665663,13504971511
E-mail:tangyi@neusoft.com

 

北京盛唐(伝揚)国際プラニング会社 肖洪涛(Xiao HongTao)
電話:010-51906646,13911058108
E-mail:xiaoht@stcy-imc.com

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