Neusoft、医療機器と健康管理ビジネスへの戦略的出資者の受け入れを発表

【2014年12月11日、中国・瀋陽】東軟集団股份有限公司(600718.SH、以下「Neusoft」と略称)は本日、『子会社である瀋陽東軟医療系統有限公司、東軟熙康控股有限公司への出資者の受け入れに関する告知』にて、ホニーキャピタル(弘毅投資、以下「ホニー」)、ゴールドマン・サックス、東軟控股(Neusoft Holdings)などの出資者と議定書を締結し、瀋陽東軟医療系統有限公司(以下「Neusoftメディカル」と略称)及び東軟熙康控股有限公司(以下「Neusoft 熙康」と略称)に投資する計画を発表しました。この取組みはNeusoftが資本の力を借りて、ビジネスモデルの転換を推進し、出資者と共に医療機器や健康管理ビジネスによりオープンで革新的なプラットフォームを築き、メディカルヘルス分野でのビジネス成長を加速させることを意味しています。統計資料によりますと、NeusoftメディカルとNeusoft熙康への今回の資金調達は、それぞれ中国国内の医療機器分野及びインターネット利用医療と健康管理分野において、1度に行われる最大規模の資金調達として新記録となるとともに、Neusoft熙康への資金調達はグローバルインターネット利用医療と健康管理分野においても1回の資金調達で最大規模の1つとなります。

告知によると、ホニー、ゴールドマン・サックス、東軟控股、カナダ年金制度投資委員会(CPPIB)、通和資本などの出資者は合わせて16億人民元を投じてNeusoftメディカルへの増資を行い、さらに11.33億人民元でNeusoftが保有するNeusoftメディカル株を一定の割合で買い取り、同時にNeusoftメディカルの経営陣及び中堅社員向けに株式インセンティブを設けました。今回の再編後もNeusoftは依然Neusoftメディカルの筆頭株主であり、33.35%の株式を保有していることとなります。Neusoftメディカルは中国をリードするデジタル医用画像機器のサプライヤーであり、これまで20年近くに及ぶ発展史の中、中国独自の知的財産権を有するCT、MRI、デジタルX線装置、カラー超音波診断装置、及び核医学イメージング装置といったシリーズ製品の研究開発に成功し、これらの製品はすでに世界90余りの国や地域で導入され、8000近い医療機関で利用されています。今回の資金調達はNeusoftメディカルの革新的な活力をさらに発揮させ、グローバル化への発展を加速させ、今後Neusoftメディカルがグローバル医療機器分野で革新とプロダクトの両方面で重要なサプライヤーになることを目指すものです。

それと同時に、ホニー、ゴールドマン・サックス、東軟控股及び協同創新などの出資者はNeusoft熙康に対し合わせて1.7億米ドルに上る増資を行い、同様にNeusoft熙康の経営陣及び社員に対しても株式インセンティブを設けました。今回の再編後もNeusoftは依然Neusoft熙康の筆頭株主であり、Neusoft熙康の32.81%の株式を保有していることとなります。Neusoft熙康はグローバルをリードするクラウドベースメディカルと健康管理サービスのサプライヤーを目指し、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、モバイルインターネットを活用して、O2O方式をベースとする健康管理と医療サービスプラットフォームを提供し、医療機関、医師、家庭と個人を結ぶ健康管理サービスエコシステムを構築しようとしています。現在、熙康は中国の30余りの都市で健康シティー、健康コミュニティーを推進しており、5000余りの市町村をカバーする2000万人以上の健康医療サービスネットワークを構築しています。

Neusoftが今回メディカルヘルス分野で豊富な資源と経験を持つ出資者を募った目的は、医療機器と健康管理ビジネスの持続可能な発展を促進するために資金と資源によるサポートを得て、異なるビジネスモデルの業務を分割することで、Neusoftの持続的に発展する生命力を創り出し、NeusoftのITソリューション、デジタル医療機器、クラウドベースメディカルと健康管理分野での多角的な発展を実現する新モデルを推進することにあります。NeusoftメディカルやNeusoft熙康で行われているビジネスはNeusoftの主要業務であるITソリューションやサービス業務に比べ、ビジネスモデルや管理方式といった様々な面で大きな相違があるため、今回の再編によってNeusoftデジタル医療機器、熙康クラウドベースメディカルと健康管理プラットフォームの価値を発揮して成長を促す新たな原動力を生み出し、資本、インセンティブ制度及び事業内容に適したビジネスモデルを築いていきます。それと同時に、NeusoftはNeusoftメディカル株を一部譲渡することによって新たに11億人民元の資金を獲得し、ビッグデータ、クラウドテクノロジー及びインターネットソリューションへの投資を一層拡大し、Neusoftのこの三分野の市場におけるリーダー的地位をさらに強化し、Neusoftの持続的発展を促進していきます。

Neusoft会長兼CEOの劉積仁博士は次のように述べました。今回の資金調達計画は、Neusoftの医療機器や健康管理分野で長年蓄積してきたエネルギーの発揮であると同時に、Neusoftに新しい命を吹き込む重要な取組みでもあります。私たちは異なるビジネスモデル、異なるインセンティブメカニズムを用いて異なるビジネスバリューの最大化を図り、インターネット、ビッグメディカル、クラウドコンピューティングによってもたらされたチャンスをしっかりとつかみNeusoftのビジネス基盤を持続させていきます。資金の獲得だけでなく、Neusoftはホニーやゴールドマン・サックスなどの戦略的パートナーの既投資分野での優位性ある資源や経験を存分に生かし、NeusoftメディカルとNeusoft熙康の成長に向け新たな弾みをつけ、飛躍的な発展を実現させると共に、中国のメディカルヘルス産業の変革に対してより一層貢献することになります。今回の再編はNeusoftがインターネット時代の革新者となり、IT技術と医療健康管理のニーズを結び付け、真摯なインターネットアプリケーションの推進者、クラウドベースメディカルサービスのリーダーになるよう尽力していくことを意味しています。

また、ホニー総裁の趙令歓氏は次のように述べました。メディカルヘルス産業はホニーが最重要視する業界のひとつであり、この業界で私たちは医薬品、医療機器から病院や医療サービスにいたるまで、10年の歳月を費やして点から面へと広げてきました。国からの財政投入の増加、政策による調整、市場化への奨励、さらには人々の生命や生活の質へのニーズが高まることで、メディカルヘルス産業とモバイルインターネットとの結合は新しい価値のあるステージになろうとしています。Neusoftは情報技術やメディカルヘルスのいずれの分野でも豊富な蓄積と革新的な実践を有していますし、劉積仁博士は絶えず変化を求め、企業の持続的な革新をリードする企業家でもあります。ホニーはNeusoftメディカルとNeusoft熙康の医療機器と健康管理市場での将来性に非常に期待しており、これらとホニーが取り組んできた医薬品、病院などとが結びつけば、医療サービスの産業チェーンを大きく拡充することができるでしょう。グローバルメディカルヘルス産業の変革の中で、中国企業はカーブで追い越しリーダーとなれることを私は信じています。ホニーはNeusoftのようなすでに強固たる基盤を持つ企業と連携して共に医療機器や健康管理分野で世界をリードする製品の革新者、サービスサプライヤーを創り上げていきたいと思います。

ゴールドマン・サックスのパートナー兼取締役総経理の許明茵女史は次のように述べました。ゴールドマン・サックスは中国のメディカルヘルス市場を引き続き注目しており、情報技術の急速な発展はグローバルメディカルヘルス産業、特に急成長を続ける新興市場ではこれまでを覆すような発展をもたらそうとしています。今回のゴールドマン・サックスのNeusoftメディカルやNeusoft熙康への投資は正に医療機器と健康管理市場における変革のチャンス、中国企業のこの分野での将来的な潜在力にとても期待しているからです。今回の提携によって、ゴールドマン・サックスは国際市場での様々な資源と経験を存分に発揮し、NeusoftメディカルやNeusoft熙康のグローバル市場での発展を加速するサポートができるものと信じています。

 

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