Neusoft、中国初のCMMIレベル5認証を取得

2004年12月3日、中国最大のソフトウェア·ソリューションプロバイダー、NEUSOFTグループの中核企業「東軟軟件股分有限公司」(本社:遼寧省瀋陽市、王勇峰総裁)は、QAI India社により組織されたCMMI(能力成熟度モデル統合)レベル5認証を取得しました。これはNEUSOFTが2002年12月末にCMM5レベル認証を取得した後、品質管理と開発プロセス管理の面において再び獲得した最高クラスの認証であり、同時に中国がアメリカ、日本、インドに続いて、世界で四番目にCMMIレベル5取得企業を有する国になった事を表します。

中国で最も早く海外に対するアウトソーシング業務に従事した企業の一つとして、NEUSOFTは一貫して品質管理と開発プロセス管理の領域で独自性と完璧さを追求して来ました。品質管理システムの確立と発展を重要な戦略とし、会社としての総合QCD(Quality:品質、Cost:原価、Delivery:納期)能力を絶え間なく向上させています。ここ十数年、NEUSOFTはISO9001、CMMとCMMI等ソフトウェア業界の国際規格を導入して、国内外のソフトウェア企業をリードしてきました。1997年にISO9001:2000認証、2000年にCMMレベル2、2001年と2002年にはそれぞれCMMレベル3とCMMレベル5認証を取得しました。

十数年間ソフトウェア品質管理と開発プロセス管理に従事しているNEUSOFTグループ品質総監孟莉は記者会見で、「我々は2002年12月30日、中国初のCMMレベル5認証を取得した。2003年初め、CMMIを導入し、当社のNEU―APN I/S事業部で実施を開始し、2004年6月、CMMIレベル5取得への取り組みが始まった。半年間に何回ものトレーニングと測定評価を行い、12月3日、大連でQAI India社により組織されたCMMI 5レベル認証を取得することができた。」と述べています。

国家情報産業部電子情報製品管理司司長張琪氏は、次のように述べています。「NEUSOFTがCMMI レベル5認証を取得したことは2004年度の中国ソフトウェア業界が成し遂げた重要なブレイクスルーであり、その意義は重要である。この成果はわが国のソフトウェア企業の製品開発と管理能力が既に世界のトップレベルに達していることを示している。」張琪氏はさらに、「これは、中国のソフトウェア産業がグローバル化を実現している途中で成し遂げた重要な進展であるだけでなく、中国のソフトウェア企業をさらなるグローバル競争へ参与させて、グローバル化への道を歩んで行く上での有益なヒントを提供している」と強調しました。 

《参考資料》

東軟股分有限公司について

1991年設立、中国初の上場ソフトウェア企業、中国最大のソフトウェア·ソリューションプロバイダー、国際提携ソフトウェアプロジェクトのアウトソーシング企業。経営理念は「ソフトウェアでお客様の価値を創造」。主な業務分野はソフトウェアとサービス、デジタル医療及びソフトウェアアウトソーシングなど。現在、国内における電信、電力、企業のEコマース、社会保険、金融、教育、医療等主要な業界で5,000以上の大手顧客を有する。その他、組込式ソフト開発環境、カーオーディオシステム、カーナビゲーションシステム、Bluetooth製品、デジタルカメラ等デジタル製品のソフト開発領域にて強大な技術的優勢と開発実績を持っている。

CMMIについて

CMMIはCapability Maturity Model Integration、即ち能力成熟度モデルの略称であり、米国防総省と米国のカーネギー·メロン大学及びアメリカ国防工業協会が共同で研究開発し、2002年4月にスタートしたシステム工程とソフトウェア工程の成熟度モデル統合である。CMMIはいくつものCMMを融合したものであり、拡張可能な製品集合体であると同時に、工程実践と管理方法でもある。CMMI研究開発の始まりは、2つ以上のCMMモデルを利用して、組織的に統合されたプロセス改善を実施するためであった。従来の能力成熟度モデルCMMと比較すると、CMMIの関連領域はより広く、専門領域はソフトウェア工程、システム工程、統合製品開発とシステム購買をカバーしている。

QAI Indiaについて

QAI(Quality Assurance Institute)は、1980年に設立された。本部はアメリカのアトランタ。1993年、インドのINTECOS社との提携でQAI India社を新設し、アジア太平洋地区の業務はQAI India社が担当している。QAIはIT企業に品質、開発プロセス改善に関する専門的なトレーニング、コンサルティング、業界規格、評定、知識管理、認証、討論会、e-learning等の業務を行うコンサルティングサービス機構であり、同時にソフト品質保証の研究に力を注いでいる研究機関でもある。現在アジア·太平洋地区ではインド、シンガポール、中国等に計5つの支社と事務所がある。QAI India社は現在アジア最大のソフトウェアプロセス改善コンサルティングサービス機構で、90名余りのスタッフを有している。

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